めぐり逢わせのお弁当

昨年のインドで製作された映画です。インドに働く中流の家庭のドキュメントとしても面白いです。最初の10分でそのお弁当を専門に届ける仕事の人がいるあたりかなりカルチャーショックを受けました。主人公の女性とても綺麗でしたけれどもご主人が家庭を顧みない人で、彼女の料理にも興味がありません。彼女はとても料理好きな一家に育ったようで、おばさんからスパイスを窓越しに譲り受けたりが日常でした。インドのお弁当箱って面白い。4つくらいのステンレスのまあるいお弁当を重ねて水筒みたいな袋に入れます。そこにはナンやカリーなど1つずつに入っていて、そうそうあけたとたんに匂いがしてその匂いからしょっぱいとか辛いとか美味しいとかわかるんです。中学校とかで美味しそうじゃない匂いとかしたら嫌でしょうね。彼女の旦那さんへのお弁当が、ある男やもめの人へ間違えて届けられます。彼女は彼と文通をナンに忍ばせて運んでもらいます。会話は日常の事など、ふたりとも現実では苦しかったり寂しかったりで異国でこの先暮らしたいという夢を持っていました。お互いの手紙から思い出した過去もあったりして、大きな事件は起こらずに日常は過ぎていきます。あるとき、ブータンへ行きたいという彼女に僕もと返事を書きました。それなら会いましょうとなりましたが、彼は自分の歳が彼女とあまりにも離れていることを悲観して会わずに帰ります。彼女は彼を探して会社へ行くのでした、しかし彼は退職し新天地へ向かっていました。後任がその地へ連れていきますが、すでに彼は自宅へ戻っていてすれ違いでした。彼女はブータンへいくと思います。2人は結局は会えませんでしたね。彼の仕事同様にハメをはずすことなくこれからもこの日常を送ることでしょう。しかしこの文通を通してなにか変わったとしたら内面性、彼はとなりのうちの子どもに嫌われていました。けれど最後は優しくなっていたから。奥さんとの日々を思い出したのでしょう。出来ればめぐり逢わせてあげたいなと最後までエンドロール見ましたけど、それは残念ながらありませんでした。#109シネマズ港北

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